家族とのコミュニケーションは、いつも決まって一緒に食事する時でした。

乾杯 価値観

(この投稿は2018年12月15日の記事をほぼそのまま再投稿しています)

私は、家族が大好きです。かけがえのない存在で、とても大切に思っています。
存在することが当然すぎて、時折感謝を忘れてしまうくらい、家族がいない世界のことを想像できません。

でも、ここ最近、特に社会人になってから、家族の存在がどれほどありがたいものなのかを考えるようになりました。

いなくなって初めて気づくって、本当だった

大学を卒業して1年目の秋。私は一人暮らしを始めました。確か、10月ごろだったと思います。
実家を出る、ということ自体が初めてのことだったので、自分なりに調べながらあれこれ準備をしました。

でも、実際は、大半のことを両親、特に母親の手を借りて準備を進めていました。自分で準備したことなんて、不動産屋とのやりとりと新居に持っていく荷物をまとめたくらいで、その他のことはほとんど母の知恵と知識を借りました。
更に言えば、引っ越し当日の土曜日、私は出勤日だったので引っ越し業者の立ち合いを母と姉にお願いしました。

自分の力で引っ越しを終えた、という記憶は全然なくて、もう一度引っ越しとなったとき、私はまた1人でできるか不安になるのでしょうね。

そんなおんぶにだっこな私が、一人暮らしを始めて痛感したのは、家事をやってくれていた母のありがたさでした。

仕事から帰宅しても、温かいご飯やお風呂は待っていません。全て自分で準備をして、なんとかしなければなりません。洗濯物だって勝手に洗われるわけがないし、食器だって同じです。掃除も、自分でやらなければどんどん汚れや埃が溜まっていくばかり。

仕事をした疲労感を抱えたまま帰宅して、家事に取り掛かっていた母のありがたさを知りました

共に食べ、よく話す

幸いにも、社会に出て2年半経ちますが、両親と疎遠になるということもなく、時折会っては一緒に食事に行く程度には仲が良い我が家。
どうしてこんなに仲が良いのだろう?と考えたとき、真っ先に思い浮かんだのは食事風景でした。

幼い頃から、食卓にはいつも母、姉、私がそろって座り、食事をしていました。父は仕事の都合上帰りが遅かったので頻度は少なめでしたが、それでも、休日は必ず4人そろって食事をとっていたように思います。

食事中、とにかく母がよくしゃべります。その日あった仕事の話。職場の人への愚痴。帰りがけの買い物での出来事。そしてこれまた話が上手いのです。私も姉も、面白おかしく聞いています。(父は不明です)

それだけで終わらないのが我が家です。姉もそれに影響されたかのようにしゃべります。普段は寡黙で何を考えているかよくわからない感じなのに、食事の時は自分の話をし始めます。

私も負けじと話をします。自分の身に起こった出来事から、聞いた話に対する考えを言ってみたりします。
また、父も負けてはおりません。母や姉、私の話を受けて意見を言ったり、自分の趣味の話や仕事の話をすることもあります。

こうして振り返ると、私の家族のコミュニケーションは、いつも食事時でした。

平日の昼間、学校や職場でどんなことがあったのか。それぞれがどんなことをして、どんなことを考えているのか。何気ない会話の中で、それを共有していたのだと思います。

だから、父や母、姉がどんな性格で、どんな思考の傾向があるのかを知っています。だから、今でも姉と一緒に暮らすことができるのだと思いますし、離れて暮らす両親とも定期的に会えるのだと思います。

離れて暮らしている今でさえ、時折一緒に食事をしては、近況報告を欠かしません。
仕事の話、この前行った旅行の話、休日に行ったお店の話。大人になった今だからこそ聞ける話もあったりして、家族での会話に飽きたことは未だにありません。

感謝の気持ちを忘れない

私は、つくづく恵まれているなと感じています。
大学を卒業し、会社で働くようになり、一人暮らしで実家を出てみて初めて、家族という存在がとてもありがたい存在だったのだとわかりました。昔は当然のように思っていた家庭環境は、実は当たり前ではないのだと気づくことができたのです。

私は、私のやりたいことを貫きたい。それを、大切な家族にも認めてもらいたいですし、あわよくば応援してもらいたいです。
でも、一方的に「応援してよ!!!」ではなくて、きちんと家族がこれまで支えてきてくれえたことに感謝して、私から家族へできることを精一杯やったうえで、お願いしたいなと思います。

たとえ、これまで無償で応援してきてくれて、これからもそうだったとしても、恩を感じることができた今だからこそ、きちんと感謝を伝えたい。

私は、家族が大好きです。これからも、より一層家族を大切にしていくために、感謝の気持ちを忘れないようにしたいと思います。

いつもありがとう。

 

追記(2020年6月)
一人暮らしは2016年10月から2018年5月まで続き、6月からは姉との二人暮らしをスタート。姉との距離感に悩みながら約2年間過ごし、2020年4月に私は実家に戻りました。
現在も家族への感謝の気持ちを忘れないように努めつつ、一人の人間として適度な距離感を保つことを考え始めています。その近況については、また別の機会に書かせていただこうと思います。