一人称の話

きっとひとりごと

なんてことない話をしよう。

きっと、ぼくのひとりごと。

自分の呼び方

ぼくの一人称はコロコロ変わる。

「ぼく」、「わたし」、「自分」。この3つがコロコロ出てくる。
たまに「わい」だったり「おれ」だったりもする。

文章を書くときは「ぼく」が多いかな。話し言葉では「わたし」が多い気がする。

ぼくにとってはどれも自然なもので、どちらがいいとかは特にない。

少し前までは、「一人称は『わたし』であるべきだ」と思っていたけれど。

一人称はひとつ?

ぼくが学生だった頃は、女の子は「わたし」「あたし」「うち」が普通で、男の子は「ぼく」や「おれ」が普通とされていた。

女の子が「ぼく」というと「僕っ子だ」!と揶揄されていた気がするし、男の子が「あたし」と言っているのはいつだって冗談を言い合う場だけだったと思う。

ぼくはいわゆる「女の子らしくあること」が苦手だった。

髪は伸ばさないし、スカートも履かない。かわいいものよりはかっこいいもののほうが好き。

小学生くらいの時は自分のことを「おれ」と呼ぶのを気に入っていたし、制服のスカートが嫌で私服OKの高校を選んで受験した。

かといって、自分の性別に疑いを持ったことはなくて、しいて言えば「自分は女の子だけど、男っぽいんだな」くらいに留まっていた。

それがいつからか、だんだんと自分を「わたし」と呼ぶように意識し始めて、大学生になるころにはすっかり定着していた。

それが女性として普通であって、「ぼく」や「おれ」というのはおかしいことだと思っていたから。

「ぼく」って変?

ぼくが、自分のことを「ぼく」と言い始めたのは、本当につい最近のこと。

今年(2021年)からのことじゃないかな?半年も経っていないかもしれない。そのぐらい最近の話。

でも、不思議なくらい違和感は無くて、ぼくは自分を「ぼく」と呼ぶことを気に入っている。

自分の性別もずっと「女性」だと思っていたけど、それはもしかしたらそう思い込もうとしていたのかもしれない、と考えるようになった。

過去を振り返って気づいたのだ。

「もっと女の子らしくしなさい」「もっと女の子っぽくすればいいのに」

そう言われるたびに、後ろめたさがどんどん積まれていったことに。

女の子らしくあれない自分が変なのだ、男の子っぽいのはおかしいことなのだと、なんだか悪いことをしているような気持ちだったことに。

自分に素直であるために

ぼくは「ぼく」でありたい。
「わたし」であって、「自分」でありたい。

ありのままの自分を、臆さずに表に出せるようになりたい。

後ろ指刺されることをひたすら恐れて、自分を抑圧し続けることはしたくない。

自分に素直に向き合って、胸を張っていたい。

だからぼくはこれからも、自分のことを「ぼく」と呼んで、「わたし」と呼んで、「自分」と呼ぶんだ。

自分の呼び方は、自分で決める。

 

そんな、なんてことない話。

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