【会社員時代を振り返る】新入社員が仕事を早く覚えるための心得を学んだ【事務職時代】

ドキュメンタリー

2018年12月7日。私は会社員を辞めた。

気持ちの赴くまま、フリーランスになって1カ月半。
会社員時代を振り返る。

 

2016年4月。
私は新入社員として会社に迎えられ、事務仕事を任された。
頼れる先輩社員や、ちょっととっつきにくいパートさんが傍にいて、上司は経理の人だった。

私は学生気分が抜けないまま、根拠のない自信を持って仕事に臨んでいた。
メモだって取るし、わからないことは自分なりに調べてみて、隙を見ながら質問していた。

ただ、ミスやクレームに怯えすぎていて、電話には出たくなかったし、同じことを何度も確認してしまう癖があった。
さらに悪いことに、「これなんだっけ、こんな感じだった気がする」と曖昧な認識のまま仕事を進めて、あとでそれが発覚して怒られるなんてことを何度か繰り返していた。

けれども根拠のない自信は持ったままで、先輩のアドバイスも上司の指導も上手く活かせないままで、当時の私は「仕事ができない新入社員」だった。

 

同期社員は1人だけだった。他の離れた部署で仕事をしていて、普段コンタクトを取ることはほとんどなかったから、どんなふうに仕事をしているのかを見ることはできなかった。

それでも、私よりずっと評価されていることは、昼休みの会話やたまの飲み会で知っていた。
正直言って悔しかったし、「どうして私はこんなにダメなんだろう」と思い悩んだ。評価してもらいたくて必死だった。

それなのに、私は態度を改めるどころか、さらに我流を貫こうとしていた。
「私なりの努力」で切り抜けようとしていた。

それで成功したことは一度もない。

 

入社2年目のある日、大きなミスをした。会社の不利益につながる大きなミスだった。
実際に多大な迷惑をかけてしまったし、始末書も書いた。もう二度とやるまいと反省もした。

次の日、形態や経緯は違えど、また大きなミスをした。私にとっては前日のものとは別のミスだけど、不利益の被り方は一緒だから、上の人たちにとっては「同じミス」だった。

意識の低さを咎められた。
私からすれば、形態も経緯も前日とは違うミスだから、そんな意識を高めるなんてできないよ、と理不尽に感じていた。

2枚目の始末書を書きながら泣いた。

 

自分の何が悪いんだろう。我流で進みすぎて、基礎を積み上げてこれなかったのがいけないのだろうか。
そう考えて、私は仕事の基礎から学びなおしたいと思い始めた。

そんなころ、5つ上の先輩社員が上司になった。我流を貫いていることや、2年目にもなってまた基礎からやり直そうと考えている私に、手を焼いている様子だった。

 

新しいことにチャレンジしようとしない。わからないことを抱えたまま仕事を滞らせる。ミスも少なくない。
私は入社からずっと「仕事のできない社員」であり、それは事実だった。

 

このままではいけない、ということだけははっきりと自覚していた。
でも、私の何がいけなくて、どうすれば良くなるのかは全然考えられなかった。

「どうしてこんなに私は駄目なんだろう」「私は何をやっても劣等生なんだ」自分を責めてばかりの日々だった。

自分が改善策を考えたところで、それさえも上手くいくわけがないと思い込んで、もう全部誰かに決めてもらいたかった。私が為すこと全てを、最初から全部決めてくれたらいいのに、と。

会社に行くのがしんどくて、休日はどこかに出かける気も起きなくて…
気が付けば、会社と自宅を往復するだけの生活になっていた。

 

この後、事務から製造へと部署異動を命じられる。

異動前までの経験からの教訓として、以下を記しておく。

◎アドバイスは素直に聞いて、そのまま実践する。
◎わからないと思ったことはすぐに聞く。
◎聞いたことはメモをする。
◎教わっていないことはやらず、必ず確認を取る。

特に、誰かに何か新しいことを教わるとき、この教訓を思い出そうと思う。

大切なのは、決して我流でやろうとしないこと。
知識や経験の浅いままで、いきなり「手本よりも良いやり方」なんて見つけることは不可能だ。

まずは、経験者の話を聞いて、素直に実行すること。これが上達の早道である。

 

それが、私がダメ社員時代に学んだこと。