本当は、ブログを辞めようと思っていた話。

2022

こんにちは。きしめん(@ksmn4747)です。

7月31日に投稿を始めてからおよそ1週間、毎日記事を投稿してきました。ここまでブログ記事を書いてみて、思うことがあります。

「ああ、やっぱりブログ書くのって楽しいな」と。

実はWordPressでブログを書くのは、「n番目の主役。」が初めてではありません。

今回は、わたしが自身のブログとどう付き合ってきたのかを書いていきたいと思います。

はじまり

わたしの知り合いや友人は知っていることかもしれませんが、わたしはもともと「めんぷっと」というタイトルでブログを運営していました。

今とまったく同じドメインで、2018年12月から始めています。

2018年のわたしはというと、会社が嫌になって勢いのままに飛び出し、フリーランスでやっていこうと決意した頃です。

ブログで広告収入を得ようと、所属しているコミュニティ「ライフエンジン」の皆さまのお力を借りながら、WordPressでブログを立ち上げました。

それまで、はてなブログで毎日ひとりごとのような日記を書いていたので、「ブログだったらできそう」と思っていたのです。「毎日更新してやる!」くらいの意気込みでした。

でも、実際に始めてみたら、「ブログを書く」ことのハードルが勝手に高くなってしまって、毎日更新はできませんでした。

書いては消して

始めて見たものの、更新頻度が安定せず、徐々にブログを書くことから離れていきました。それでも、なんだかんだ2020年9月までは続けていました。

書いた記事数は140を超えます。こうして数字にすると、我ながら頑張っていたのだなと思います。

けれど、自分が想定したようにブログが更新できないことがずっとコンプレックスで、ブログのことを考えては落ち込んで、気が重くなるようになっていました。

2020年11月、わたしはそれまで書いた記事を全て非公開にして、なかったことにしました。

もう一度最初から、やり直したかったのです。ゲームのようにいくわけはないとわかりつつ、リセットしたかった。

自分の未熟さをなかったことにして、また1から上手くやろうとしていました。

リセットしてからおよそ2年。また60ほどの記事を書きました。過去の記事と合わせると、200以上の記事を書いたことになります。

よくそれだけの量を書いたなぁと思いつつ、当時の自分はずっと、あることを気にしていました。

「なんてふわっとした記事なんだろう」
「中身がまるで無い」
「軽くて、何を言いたいのかわからない記事ばっかりだ」

自分のアウトプットに対して、ずーっと薄っぺらさを感じていたのです。

情報や知識の裏付けもなく、ただ思考や感情を書くだけのつまらない記事。自分で自分の記事を勝手に評価しては、「こんな記事、誰も読まないだろうな」と決めつけていました。

中身のない記事を公開していることを、情けなく感じるようになってしまっていました。

ブログを手放すことを考えた

2022年4月から、物語のつくり方を学ぶべく、学校に通い始めました。

毎週の課題に追われながら、アルバイトで働きつつ、日々自分の将来について考えていました。

自分は何を仕事にしたいのか、どういうことをして生きていきたいのか。考えながら、いろんなことを小さく試しては、転んだり走ったり。

そんななかで、「ブログは、いったんいいかな」と思うときがありました。

「今は物語をつくることに集中しているし、広告収入を狙うモチベもあんまりない。だとしたら、いったんサーバーを解約しちゃってもいいのでは?」と。

過去に書いた記事も、薄っぺらいものばかりで愛着も少ないし、最悪消えちゃってもいいかもしれない、まで考えていました。

ところが、そんな折に、とある気づきを得たのです。

一番楽しいことは、人に伝えること

学校の課題で行き詰り、授業に行くことも気まずくて嫌になった7月。

作品を書く課題で1文字も書けずにフリーズして、「何がそんなに引っかかっているんだろう」と考えた時でした。

「そういえば、何かを作っている時よりも、何かを人に伝えてる瞬間のほうが、ずっと楽しく感じるな」

物語など何かをつくる行為そのものよりも、学んだノウハウや知識、体験で得た情報や感触を人にどう伝えるかを考えていることのほうが、ずっと楽しい。

もっといえば、作っているときでさえ「完成したものを見せた時、どんな反応が返ってくるだろうか?」と考えているときが一番楽しく感じているのです。つまり、人に伝える前提で考えている。

わたしは気づきました。

わたしは「人に伝えること」が大好きなのだと。自分が伝えた何かによって、誰かが喜ぶようなことをしたいのだと。

自分が面白いと思ったもの、心が動いた出来事、目からうろこだった知識や情報……それらを自分なりに言葉にして伝えるという行為を、自分は最も楽しく感じるんだと気づくことができました。

だとすれば、ブログは「人に何かを伝える」にあたって、とても有効な手段なのではないかと思い直したのです。

最後の再スタートへ

そして、2022年7月31日。「n番目の主役。」としてブログを再開しました。

結局「めんぷっと」のときに書いた記事は全て非公開にしてしまいましたが、1回目のリセットの時とは心持ちが全く異なります。

1回目は、自分が変わらなければ同じ轍を踏むだけだというのに、何も変えられず、結局同じモヤモヤを抱えることになりました。

しかし今回は、明確に自分が変化したことの自覚があります。これまでの自分とは違うアクションを起こそうとしているな、と自分でもわかります。

端的に言えば、自分に自信を持てているのです。

「n番目の主役。」は、「めんぷっと」のときのように広告収入を狙うだとか、毎日更新してやるだとか、ちゃんとした記事を書きたいだとか、そういうことは考えていません。

ただ純粋に、「人に伝える」ということを楽しみたい。ただそれだけなのです。

きっと、過去記事のリセットはこれで最後になるでしょう。

楽しいと思えることほど、続けられることはありませんから。

わがままを言うなれば

この記事の最後に、ちょっとしたわがままを言います。

それは、わたしのアウトプットを見かけたら、何かしらリアクションを返してほしい」ということです。

SNSで見かけたならば、「いいね」をポチっとするだけでもいい。「読んだ」という一言をレスしてくれるだけでもいい。

受け取ってくれた誰かがいるんだということを、実感させてほしいんです。

これは、あくまでわたしのわがままです。「いちいちそんなのやってらんないよ」と思われても仕方ないと思っています。

それでもこうして書いておくのは、そのリアクションこそがわたしの原動力になるからです。

虚空に向かって話しかけているわけではなくて、わたしには「伝える相手」がちゃんといるんだということを、確認しておきたい。

それができるだけで、わたしはずっと書き続けられると思うから。

 

時折コメントをくださる方、いいねやスタンプなどで反応をくださる方、いつも本当に感謝しています。

わたしが、わたしにとって大好きで楽しいことを続けられるのは、あなたのおかげです。

どうかこれからも、良いご縁を続けられますように。

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