こんにちは。きしめん(@ksmn4747)です。
超個人的なことで恐縮なのですが、わたしは過去に坊主頭にしたことがあります。(ちなみにアイキャッチの写真はまったくの別人です。ここまで地肌は見えてませんでした)
一応わたしの性別は女性なのですが、当時は坊主頭ってどんな感じなのかなぁと興味が湧いて、えいやっと勇気を出して刈ってみました。
今回は、その当時を思い出しつつ、五分刈りにしてみようと思った経緯と、実際に坊主頭になってみた感想を書いてみます。
快適さへの興味
わたしは小学生の頃からずーっとショートヘアで過ごしてきました。バスケットボールを始めたのをきっかけに、髪が長いとうっとおしく感じるようになって、伸ばすのを辞めたのです。
これまではどんなに短くてもスポーツ刈り(首元や耳元だけ刈り上げて、てっぺんや前髪は長めのスタイル)まででとどまっていました。
スポーツ刈りはとても楽でした。俯いても髪は垂れてこないし、寝癖もそんなに気にならないし。
ただ難点として、うっとおしく感じる長さにまで伸びるのが早いなぁと感じていました。とくに前とてっぺんはもともと少し長めに残している部分なので、少し伸びるとすぐに気になってしまいます。
先日もちょうど「そろそろ髪切りたいなぁ」と、うっとおしくなってきた前髪をかき上げながら考えていました。そのときにふと、「坊主頭って今より楽なんだろうか」と考えたのです。
坊主頭にすれば、頭のどの部分も伸びる速さは大体一緒だと思うし、前髪が気になりだすのも遅かったりするのでは?髪を洗うのも乾かすのも今まで以上にラクだろうし、どのみち今までもスポーツ刈りで男性に間違われることが多かったわけだし、生活としては別にそんな変わらないのでは?
「今より快適になるかもしれない」という可能性への興味で、わたしは五分刈りにするかどうかを悩み始めました。
勇気は必要だった
坊主頭にするかどうかを考えるにあたって五分刈りを選んだのは、今までより短いのがいいけど地肌が見えるのには抵抗があったからです。ネットで調べてみて、地肌が見えすぎなくて割と短いものとしては、9㎜の長さで刈る五分刈りが一番良さそうだなと判断しました。
実際に五分刈りにしてみるかどうか、1000円カット店で席に着くギリギリまで悩みました。剃ったら髪が伸びるまでそのままで過ごすことになるわけですし、「失敗した」と感じちゃったらどうしよう、と考えたり。
でも結局最後には、「まぁでも実際にやってみないと何もわからないし、逆に経験できるとしたら今だけかもしれない」と思って、ドキドキしながら美容師さんに「五分刈りでお願いします」と伝えました。
受付で性別を伝えるタイプのカット店だったので、「本当に丸坊主でいいんですか?」と2回くらい確認されました。それに「はい、お願いします」と返事をする頃には、どんなふうになるのかちょっとワクワクしていました。
実際になってみて
バリカンで刈り取られながら思ったのは、「あ、そういえば前髪なくなるのか」でした(笑)。わかっているようでわかってなかったみたいです。鏡に映った前髪のない自分がすごい変な感じに見えました。
でも、鏡を見なければ今までとほとんど何も変わらないように思いました。頭が軽くて、うっとおしく感じない。特別すーすーするわけでもないし、視界に入らなければまったく意識しません。そのぐらい、違和感はなかったです。
鏡を見ると坊主な自分がうつってまだまだ見慣れないなと思いますが、それ以外は今までとまったく変わらない感覚でした。
周りの反応
ちなみに、一緒に暮らしている母からは大不評。「まるで罪人みたい」とまで言われました。いやいやそこまで言うとほかの坊主の人に失礼でしょうに。
逆に父親からは「かっこいいじゃん!」と大好評で、なんなら「いっそ地肌見えるぐらい剃ればよかったのに」とすら言われました。
友人からは「めっちゃスッキリしたね!」と言ってもらい、人によっていろいろだなぁと感じました。
でもまぁ、この髪型で公衆の女子トイレに入るのは、他の利用者の方をびっくりさせてしまうだろうなぁとは思うので、ある程度配慮が必要だとは思います。
自分のスタイルに性別は関係ない
わたしは今まで女性として生きてきたし育てられてきましたが、可愛らしさとか綺麗さよりはカッコ良さが好きですし、髪の長さにこだわりもありません。
さすがに坊主は初めてのことでしたので少し勇気が必要でしたが、なってしまえば何てことありませんでした。坊主であってもわたしはわたしだし、そこに性別はあんまり関係がないのだと思いました。
メイクもファッションも、そもそも興味が湧かなくて勉強してきませんでした。髪が長い方がアレンジが効くしオシャレを楽しみやすそうだなと思いますが、やっぱり短髪が楽だなぁと感じるのがわたしなのです。
普段はスカートも履きません。動きにくいと感じるからあんまり好きじゃないのです。でも、好きじゃないだけで、気が向いたらたとえ坊主頭であってもスカートを履くと思います。
何を身につけていようとも、それがわたしという人間だし、そこに性別は関係ないと思っています。
でも、そうじゃない人ももちろんいると思うので、誰かが肩身の狭いを思いをすることなく、お互いに配慮し合いながら共存していけたら良いなぁと思うのでした。
おわりに
初めて坊主頭にしてからおよそ1年間ほどは、髪型をほとんど変えずに過ごしていました。
けれども今度はロングヘアを体験してみたいと思い、現在(2022年)は髪を伸ばしているところです。
なんとか肩に触れるかどうかぐらいまでは伸びてきましたが、後ろで結うには微妙に長さが足りず、ちょっと鬱陶しく感じてます(笑)
坊主頭はラクだったけど、記憶にある限り一度もロングヘアになったことがないので、1回くらいは体験しておいてもいいかなって思ってのことです。
改めて、頭を剃ろうが髪を伸ばそうが、自分のその時の気分で、どんな格好をしていてもいいと思います。
これからも自分の「好き」や「楽しい」の気持ちに素直にありたいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。