こんにちは。きしめんです。
わたしの中で一つ忘れないようにしようと思っていることがあります。それが「自分で自分に満足しない」ことです。
何か上達したい・上手くなりたいことがあったときは、必ず思い出したり意識したりするようにしています。「自分で自分に満足しない」というのは両親から教わったことであり、今でも心に強く残っていることです。
今回は「自分に満足しないことが成長につながる」と考えてることについて書いていこうと思います。
バレーボール好きな両親
わたしの両親は、昔からバレーボールをしています。学生時代に部活で、社会人になっても会社の仲間やそれ以外で、子供ができてからもママさんバレーで、とずっと続けてきたなかで、さまざまなチームを転々としてきたそうです。
わたしが産まれたときも、両親はまだバレーボールを続けていて、母はママさんバレーチームで選手としてプレーし、父はコーチや練習の打ち手(ボール出ししてくれる人)を担っていました。なので、父も母もバレーボール仲間をたくさん持っています。練習帰りにご飯を食べに行ったり、時には自宅に招いて料理をふるまったりします。
わたしも、そんな両親に連れられてあらゆる小学校の体育館を巡り、体育倉庫を遊び場にして育ちました(笑)
そんななか、わたしが中学生になってママさんバレーの練習に混ぜてもらうようになったころ。いろんなチームを見てきた母と多くの人を教えてきた父から、バレーボールに関する話をたくさん聞くようになりました。
上手くなる人と、上手くならない人の違い
そのなかで印象に残っているのが、「あの人は自分で自分が上手いと思っているから、もう伸びない」という話です。
父が言うには、「上手くなりたい」と思っている人と「自分は上手い」と思っている人は、口に出さずともプレーや練習での振る舞いを見ているとわかるそうです。
上手くなりたいと思ってる人は、アドバイスを聞いてその通りにやってみようとしたり、質問をしにきたり、試行錯誤する動きが見られます。上手くなることに貪欲で、あらゆる工夫を試してみようという姿勢が見られるのです。
逆に自分は上手いと思っている人は、アドバイスを聞き流して、上手くいかずとも自分のやり方を貫き、試行錯誤が見られません。自分のやり方が正しくて、自分は上手くやれていると満足してしまっているのです。
「自分は上手い」と満足しない
「自分は上手い」と満足してしまうと、思考が止まり、「もっと良くなる、良くしたい」ということを考えないため、それより上達することはありません。なので、教えがいもないし、教えても意味がないから、そういう人には教える気にならないと父は言います。
逆に、どんなに周りが評価しても、自分が満足していなければ、「もっと上手くなろう」「もっと良くしよう」と考えて、たくさんの工夫・試行錯誤を経て上達へつなげることができます。
なのでわたしは、自分で「もう十分上手いな」とか満足しないようにしたいな、と思っています。
ここで注意すべきは、あくまで「満足しない」のであって、自分を「下手だと貶す」とか「なぜもっと努力しないんだと責める」のではないということ。
下手な自分が嫌になって諦めてしまうのはもっと良くない気はするので、自己肯定感を保ちつつ、もっと良くしようという意識を持っていたいな、と思います。
この話を始め、たくさんの学びをくれる両親に感謝を。