わたしには夢がある。と、言えるようになった

雑記

こんにちは。きしめんです。

わたしはSNSやらブログやらノートやらにことばを投げまくる日々を送っているのですが、過去に書き並べたことばのなかで「これはブログに置いておきたいな」と思ったものをそのまま載せさせていただこうと思います。

今回は、「夢」というものについて考えていたときのことばです。

わたしには夢がある。

わたしには夢がある。 それは、時とともに何度も移り変わってきた。


幼い頃、夢といえば【将来何になりたいか?】という質問の答えだった。 『歌手』や『漫画家』と答えていたのは、小学生までだった。

中学、高校と学生時代を過ごし、わたしは夢を答えられなくなっていった。 【将来なりたいもの】がなかった。

正確には、 「『歌手』はわたしより歌が上手い人がなるもので、『漫画家』はわたしより絵が上手い人がなるものだから、わたしにはなれっこない」 「もっと身の丈にあった職業に就くのが良いんだろうな」 と、見切りをつけて、彷徨い始めた。

この頃にはもう、【将来なりたいもの】は、【将来就きたい職業】なのだと知っていた。

大学を出て社会人になっても、わたしの夢はどこにもなかった。 【将来就きたい職業】は無くて、初めて入った会社を愛そうとしていた。 けれども、「わたしが【本当にやりたいこと】は、これじゃない」とずっと思っていた。

夢は、いつのまにか【将来就きたい職業】から、【本当にやりたいこと】に変わっていた。

本当にやりたいことはどこにあるか

会社を辞めようと考えている時期に、大学の先輩とお茶をした。 その時に言われた言葉が、わたしをハッとさせた。

「本当にやりたいことって、本当に存在するの?」

わたしにとって、【本当にやりたいこと】は世界のどこかに転がっているもので、それを見つける必要があると思っていた。 そもそも存在しない可能性なんて、これっぽっちも考えてなかった。

そうか。【本当にやりたいこと】って、どこにも無いかもしれないんだ。 じゃあ、わたしはどうしたらいいんだろう。 わたしは、夢を持つことはできないのかな。

わたしは、それを聞いてもなお往生際悪く、【本当にやりたいこと】探しにしがみ付くこと以外、何もできなかった。


ネットを通じて、いろんな人の考え方に触れるようになった。 特にオンラインコミュニティに入ってからは、これまでの考え方が覆る体験がとても多かった。

考え方に変化があってから、いろんなことをした。 会社と戦おうとしてみた。 自分は何がしたいのかを見つけようとしてみた。 会社を辞めた。 個人で仕事しようと決めた。 自分がどんな人間なのかを考えた。 あらゆる媒体で自分を発信するようになった。

たくさんの変化が目まぐるしく起こって、ひとつ気がついたことがある。

夢は、【本当にやりたいこと】ではなく、どんな形をしていても良いのだということ。 世界のどこかにあるモノを見つけるのではなく、自分の中で構築していくものであること。

夢は、自分の中にあるのだと考えられるようになったことに、気がついた。

わたしの夢は

わたしには夢がある。 それは、今思えば常に複数あって、何度も移り変わってきた。

「旅行に行きたい」 「美味しいものを食べたい」 「好きな人に会いたい」

そのどれもを、夢と名付けるかどうかは自分次第。 そのどれもを、夢と思うならそれはわたしの夢なのだ。

大きさなんて関係なくて、実現できるかどうかを考える必要もなくて、1個じゃなきゃいけないことなんて無い。 わたしは、そう考えるようになった。

わたしには夢がある。 それは、世の中を「誰もが夢を掲げることを恥じなくていい社会」にすること。 どんな夢でも、大小なんて気にすることなく、恥ずかしがることなんてなく、堂々と掲げられる社会を目指したい。 そのためにわたしができることを、できる限りやっていきたい。 何よりもまず、わたし自身が恥ずかしげもなく夢を語れるようになりたい。

わたしには夢がある。 「夢がある」と自信を持って言えるようになった自分を見せて、誰かを応援する存在になりたい。 思い悩むことも、涙を流すことも悪いことじゃない。 苦難も苦悩もきっとあるけれど、どうかきっと乗り越えられるから、夢を諦めないでほしい。 こんなわたしだって、夢を持てて、それを目指せるのだから。

わたしには夢がある。 お互いに掲げた夢を見て、お互いに応援し合って称え合うことで、一緒に進んでいく仲間を増やしていきたい。 応援したい気持ちを行動に移して、誰かが自分の夢を追いかけるエネルギーを少しでも送りたい。


わたしに、こんな想いがあるなんてこと、つい最近までは全然知らなかった。

何よりもまず、わたし自身がわたしの夢を応援する存在になりたい。 わたしは、わたしを好きになりたい。 夢を追いかける自分を、苦悩する自分を、失敗する自分を、成長する自分を。 心から応援できる自分に、なりたい。

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