転職するにあたって、次の職場を探すよりも先に退職することを選んだ3つの理由

雑記

こんにちは。きしめんです。

わたしは個人事業主になる前、およそ3年ほど会社員として働いていました。入社して2年を過ぎた頃、仕事がしんどくなっていってしまい、最初は「転職したい」と考えていました。

転職と言えば、今働いている会社から別の会社へと移ることではありますが、大抵の人は「仕事しながら転職先を探す」のだろうなと思っていました。転職先が見つかってから、会社に辞める意向を伝えて退職し、次の会社で働き始める。

そのほうが、仮になかなか転職先が見つからなくてもお金に困ることはないので、生活を守るうえで安全な気がします。

ですが、わたしは転職先を探すより前に「まずは辞めよう」と思っていました。

今回は、転職先を探すより先に会社を退職することを選んだ理由についての話です。

退職することを決意した3つの理由

2018年10月27日。わたしは勤めている会社を退職することを決意しました。

決め手としては、今のメンタルのままでは、何をしても上手くいかなくなると思ったからが最も大きな理由です。いつ頃辞められるかのゴールが定まるだけでも、気持ち的に結構楽になりそうだと思いました。

また、貯蓄的に3ヶ月くらいなら無収入でも耐えられそうだとわかりました。3か月の間に何とかしなければならない焦りにつながりますが、それでもいきなり路頭に迷うことはないだろうと判断しました。

辞め(ると決め)てスッキリしてからのほうが、転職活動にも身が入り集中できそうだと思いました。働きながら次の勤め先を探すエネルギーが、わたしには残っていなかったのです。

会社で仕事し続けることが、とにかくしんどかった

当時、会社を辞めて転職したいと考えるようになってから、さらに仕事をしているのがしんどく感じるようになっていました。

転職する、と決意してから、何を頑張ればいいのかわからなくなってしまったのです。「どうせいなくなるんだったら、頑張る必要あるのかな」と、スイッチが切れたようにやる気が起こらなくなってしまいました。

そんな状態で仕事を続けても、会社に迷惑をかけてしまうだけですし、日に日に会社で過ごす時間が苦痛に思えました

仕事を辞めても、しばらくは生活に困らなそうだった

とても真剣にお金の計算をしました。自分がいくら稼いでいて、いくら使っているのか。いわゆる収入と支出を具体的に調べてみました。

それによって、自分が生活するのに最低限どのくらいのお金が必要になるのかを自分なりに割り出しました。結果、およそ3か月は無収入でも生活できそうだと感じました。

3か月もあれば、転職活動に集中して取り組むことで次の収入源は見つけられると判断したのです。

今振り返ると、その計算にはたくさんの取りこぼしがあって大変だったので、こういうときには誰かに相談しながら計算したほうがいいなと猛省しました。冷静ではなかったのかもしれませんね。

働きながら探す、ということができなかった

毎日、会社へ出勤して仕事をすること自体がしんどく感じているのに、帰宅後や休日に転職活動という、相応のエネルギーを消費することをできる気がしませんでした。

転職するからには、やはり失敗したくはありません。せっかく会社を移っても、同じ目に合っては意味がないのです。だからこそ、しっかりと転職活動に集中して取り組みたいと思いました。

そして、わたしは「働きながら」活動できるほど器用な人間ではないと思い込んでいました。

今だからこそ、自分で工夫して時間をつくることでなんとかする、という手立てを考えられますが、当時はとにかく逃げ出したい思いでいっぱいで、退職するための言い訳を考えていたのかもしれません。

おわりに

もちろん、次の職場が決まってから会社を辞めたほうが、生活するうえでは安心です。

でも、そのために自分の精神的な部分を犠牲にするのは、限界があるように思います。わたしの場合は、仕事がしんどくなったのがきっかけで転職を考え始めたので、なおさらです。

けれどもお金のことが心配になるのは当然のことなので、生きていくために必要な金額を、ここで初めて意識するようになりました

転職をするにも準備が必要であるように、「辞める」と判断するためにも、判断材料を集めるという準備が必要なのかもしれません。

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