こんにちは。きしめんです。
今回は、わたしの好きなものを紹介させてください。
わたしの中で最も泣ける映画のうちの1つ、その名も『ONE PIECE(ワンピース) エピソード・オブ・チョッパー プラス—冬に咲く、奇跡の桜』です。
さっくり作品紹介
マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』(尾田栄一郎)が原作のアニメが映画化された作品で、2008年に公開されました。原作マンガは現在でも「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載が続いています。
『ONE PIECE』は、伝説の大海賊が残した秘宝を巡る大海賊時代に、主人公の少年・ルフィが海賊王を目指す物語で、夢に向かっていく姿や仲間たちの絆に胸が熱くなるマンガです。これまでに13作品が映画として公開されていて、ちなみにわたしはそのうちの5作品を観たことがあります。
今回ご紹介する『ONE PIECE(ワンピース) エピソード・オブ・チョッパー プラス—冬に咲く、奇跡の桜』は、原作で描かれたエピソードのIFとしてリメイクされたお話となっています。
主人公・ルフィ率いる麦わら海賊団は一年中雪が降る島・ドラム王国で船医となるトナカイ・チョッパーを仲間にするエピソードなのですが、それがとんでもなく切なく、人によってはとても悲しく、そしてすばらしく感動的です。
原作を知っているからこその涙
泣ける映画としてご紹介するわけですが、この作品を観ると絶対に5回以上泣くことになります。(※個人差があります)
原作やアニメ放送をまったく知らない人がいきなり観たら、もしかすると世界観が特殊すぎて少々ついて行けない部分があるかもしれません。しかし、それを上回るストーリーの感動があるので、原作を知らなくても感動で涙を流すことは十分できると思います。
ただやはり、原作を知っているからこそ楽しめる要素が多いです。
原作で描かれたエピソードや設定の違いを比較し、原作で描かれた大事な部分を活かしつつも、映画ならではの良さを出せているとわかるのは、やはり『ONE PIECE』を知っているからでしょう。
また、何と言ってもチョッパーを仲間にするエピソードは、オチまですべて知っているお話のはずなのに何度見ても同じところで泣いてしまうほど、ファンから愛されている素晴らしいエピソードなのです。
特に、このエピソードに登場するDr.ヒルルクは、重い難病を患いながらも、悲惨な王政(という名の病)に苦しむ国を救おうとする医者なのですが、その心意気がすさまじくカッコいいのです!
そんなカッコいいヒルルクがチョッパーに信念を説くシーンと、同じくカッコいいルフィが海賊としての信念を見せるシーンとが重なり、涙がこみあげてしまうわけです…
印象的な問い「人はいつ死ぬと思う?」
この映画でもっとも印象に残っているセリフは、Dr.ヒルルクの「人はいつ死ぬと思う?」という問いと、その答えです。
人が死ぬときというのは、医者でも治せない病気にかかったときでもなく、猛毒を口にした時でもなく、銃で撃たれた時でもなく、「それは誰からも忘れられたときだ」と言います。だから、ヒルルクを殺すことは誰もできないのだと。
映画を見て散々泣いた後、わたしは誰かの記憶に残るような人間だろうか、と思わず考えてしまいました。自分はどんなふうに生きてきて、これからどんなふうに生きていくべきだろうか。そんなことを思わず考えてしまうような、大切なメッセージが込められた映画です。
おわりに
『ONE PIECE(ワンピース) エピソード・オブ・チョッパー プラス—冬に咲く、奇跡の桜』、本当にオススメです。感動と切なさで涙が止まらなくなるので、『ONE PIECE』ファンは絶対に見るべき映画だと思います。
また、『ONE PIECE』を知らない方でも楽しめるので、是非一度見ていただいて、そこから原作にも興味を持っていただけたらファンとして嬉しいです!
好きなものの話って楽しいですね。今後もちょいちょい書いていこうと思います。そのときはまた是非よろしくお願いします!