こんにちは。きしめんです。
会社員時代に見つけて、お気に入りとして大事にとってあった本を、最近読み直しました。
それが、わたなべぽんさんが著者の『やめてみた。—本当に必要なものが見えてくる暮らし方・考え方』(幻冬舎)です。
「もっとちゃんとしなきゃ」「でもやりたいこともやりたい」「あれもこれも」と考えたりやってみたりしていたなかで、なんだか動きづらいなぁとか、なんとなくしんどいなぁと思っていたころに出会った本です。
ネットをうろうろと眺めていたときに見つけて、気になったので書店へ行って買った覚えがあります。
買ったばかりのタイミングで読んだときと、最近読み直したときとでちょっと心境が違ったので、改めて感想を書こうかなと思います。
『やめてみた。』ってどんな本?
「やめてみた」をテーマに、著者のわたなべぽんさんが実際に、生活の中で「なんとなく使ってきたけど本当に必要かどうかわからないもの」や「なんとなくモヤモヤする考えグセ」などを思い切ってやめてみよう!という話を描いた作品です。
マンガで描かれていて非常に読みやすく、読書が苦手な方でもさくっと読めてしまいます。
例えば炊飯器や掃除機をやめてみたり、「こういう服は似合わない」という思い込みや「ながらスマホ」をやめてみたり、ぽんさんがいろいろなものをやめてみようと試していきます。
そのなかで、「なんとなく必要と思ってたけど、実はそうでもなかった」や「わたしってこういう考え持ってたんだ」という気づきを得ながら、自分にとって生きるのがラクな生活へ近づいていくという内容です。
実体験の話であるおかげか共感できる部分も多く、「自分もいろいろ、やめてみようかな」と思える本となっています。
読んでみてどうだった?
先ほども少し書きましたが、何よりもまず読みやすかったです。
もともと読書があまり得意ではないので、マンガであること自体がありがたかったというのもありますが、背景などの書き込みが少ないので少年漫画のようなごちゃついた感じもなくページ全体がスッキリしていて、内容が入ってきやすいように感じました。
また、ぽんさんの考えや体験がとてもわかりやすく表現されていて、共感できる部分もあったり、「わたしだったら…」を考えやすかったなと思います。
自分に自信がなくてついつい見栄を張ってしまったり、人目を気にしてついついやってしまっていることだったりが、「わたしと同じだ!」と何度も思いました。
思い切って思い込みや考えグセなどをやめていくぽんさんに、「わたしも、やめてみようかな」と勇気づけられました。
今と昔で変わった心境
会社員のころに『やめてみた。』を読んだときは、「わかる~!」と共感して、そのままで終わってしまいました。
「でもなぁ」「そうはいってもなぁ」と自分に言い訳をしながら、実際に真似をして生活を見直してみるところまでは至りませんでした。
わたし自身、メンタル的にあまり余裕が持てなかった時期だったのも原因としてあったかもしれません。
でも今は、「わたしもやってみよう。何かをやめてみよう」と思えるようになり、実際に生活の見直しをし始めました。
なるべくスマホを触らないようにして、ボーっとSNSを眺める時間を少なくしてみようとしています。
フリーランスとなって精神的にラクになってきたことや、環境の変化がそのまま心境にも表れたのかなと思っています。
おわりに
普段、なんとなくやっていることを見直してみる。
思い切ってやめてみる、と決めて、ちょっとずつ生活や行動を変えてみる。
そうすることでラクになることや、一見関係のない部分に変化が起こることもある。
『やめてみた。』は、そうしたことを優しく教えてくれる本でした。
”なんとなく”でとってあるもの、ありますか。
無意識に、自分を卑下する言葉を使っちゃったりしてませんか。
なんとなく「今の生活、どうにかなんないかなぁ」と感じているけど、なかなか動けない人にオススメです。
読んでいただき、ありがとうございました。